篠澤物理を(すぐ)刷れない理由

「篠澤広に物理学を解説してもらう合同」に興味を持っていただいて本当にありがとうございます。サークル「篠澤研究室」主催の500mLです。

当合同誌は思いつきで始まった企画でしたが、本当に沢山の方に興味を持っていただいて嬉しい限りです。

さて、タイトルの件なのですが、とても簡単に説明すると「同人のせいで扶養が外れそう」というのが主な理由になります。

これは自分の人生にかなり影響があり、保険料や所得税などはもちろんですが、大学院に進学する上で奨学金等の支援を受けるのが難しくなる可能性もあるためとても慎重にならざるを得ません。

「頒価を下げればよかったのでは?」というご意見もあるかもしれませんが、コミケ初参加のサークルで評論の本を出してこのレベルでの大人気になるとは全く思っておらず、半分程度余ることを想定して頒価を設定しておりました。そのように決めた頒価を、売れすぎたからという理由で下げてしまうのはかえって脱税等になるのではないかという懸念もあり、またメロンブックス様でも即時の値下げ対応はシステム的に困難だということで、自分の判断ではおいそれと値下げすることができませんでした。

従って、現状これ以上の増刷や、価格調整などの対応(今日までに予約していただいた分は届きます)は厳しいです。ただし、扶養が外れる分まで賄えるほどの再販希望がある場合は増刷をすることができるかもしれません。現在は税理士の方に相談して、皆さまに私たちの合同誌を楽しんでいただける方法を模索中です。

どうかご理解いただければ幸いです。

500mL