消しゴム

誕生日です。500mLです。(特殊オープニング)

今日は消しゴムの話をしようかなと思います。理系の大学生が使うほうのゴムですね。

私も理系の大学生なので、特に定期試験の時期なんかはよく消しゴムを使っているわけですが、使い始めたのはなんと小学生のころにまで遡ります。(ふつう)

みなさんが一番よく知ってる消しゴムといえばおそらくトンボ鉛筆のmonoでしょう。あの青・白・黒のラインが特徴的ですよね。

ところが、小学生のころの私が好んで使っていたのは、ぺんてるの販売しているAinという消しゴムでした。見た目としてはカバーにAinと書かれてるだけの、なんてことない白い消しゴムです。使用感も特に他の消しゴムと変わらないような感じで、あんまり強くこすると折れてしまい、そのぶん消せる量が減って損した気分になるし、見た目も悪くなる……というのも同じです。

ただ、この消しゴム、メチャクチャいい匂いがするんですよね。

説明が難しいんですが、紙のカバーを外して思いっきり嗅ぐと、さわやかな石鹸のような匂いがするんです。万人が好きな匂いではないかもしれないですが、個人的にはウタマロ石鹸にやや近いかな?と感じる、まさに、「人工的にそれっぽいさわやかな匂いをつけてみました!」という匂い。

これがかなり好きで、小学生のころの500mLは先生の話を聞かずこれを毎日吸っておったわけですね。


今日、そういうことを思い出したので「Ain 消しゴム 匂い」で検索してみたところ、以下のような知恵袋がありました。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1355424183

それによると、この匂いはブランディングの一環であるらしいのです。ソースのプレスリリースが消えていたので、Wayback Machineで検索してみるとありました。

https://web.archive.org/web/20080920134929/http://www.pentel.co.jp/news/2008/080709_13.html

これを読んでみると、なんと、ぺんてるはこの匂いに「planète de mère」という名前をつけているらしいのです。

いや「planète de mère」て。

「母なる惑星」て。しかもちょっと調べたら普通はdeいらんらしいです。

何?もはや

消しゴムに母なる惑星の匂いが練り込まれてるらしいです。ぺんてるでは。

社長は宇宙人か何か?


……知恵袋の回答者がぺんてるに直接質問した、というのを引用すれば、この匂いは「優雅で華やかな白いバラ、白ユリ、すずらんなど白い花の香りをベースに、さわやかなレモン、ライム、オレンジなどシトラスの香りをバランスよくブレンドした香り」らしいです。

へぇ〜。私の「いい匂い」の原体験はAinの匂いなので、今度そういう香水がないか探してみようかなと思いました。母なる惑星への移住もアリかもね。

おわり